地球温暖化が影響しているともいわれる異常気象。年々様々な気象で激しさを増していると感じるのは私だけではないだろう。
もはや過去の常識は通用せず、いつどこでどんな災害が起こるかわからない。私たちにできる事は、平常時に災害に備えアイテムを用意しておくことだろう。
■100円ショップの用品で水害に有効な商品を備えよう
断水時に困るのが水である。平成30年7月豪雨の時には非常に広範囲にわたり断水となった。
今回ご紹介するのは身の回りで起こった、水を確保する容器がないという多くの事例に対応すものである。
断水は、1~2週間以上と長引き、連日給水所に水を求めて長蛇の列ができていた。いざ給水車へ水をもらいに行こうと容器を探すが、ほどよい物が無い!あわててホームセンターへポリタンクを買いに行くが、大渋滞でたどり着くにも何時間もかかる。さらにホームセンターに到着しても肝心のポリタンクも品切れ!!もう最悪である。
のども渇き、時期も夏で水分は極めて重要はもちろんのこと、水洗トイレが流す水が無く困っているということを皆口をそろえて言っていた。当選風呂も困っている。飲食に関しても、スーパーやコンビニの商品棚からは水・牛乳が姿を消し、交通渋滞から物資が搬入されることも途絶えた。
これからも、いつ何時同程度の災害が起きる可能性はある。そんな時に慌てず対処できるよう水害時の断水対応を覚えておこう。
■いつ何を用意するのか
水害や地震による断水はいつ起こやるのかは正確にはわからないが、大雨が降る事は天気予報である程度予測できる。
ただ、天気予報をみて行動するということでは道路が通れないなどの事も考慮すると手遅れの可能性もある。その為、もう今から準備をしておくことが重要である。
今回ご紹介するものはコンパクトで邪魔にならず、重さもない。長期保存もできるすぐれものだ。
呼び方はいろいろあると思うが今回は「給水バッグ」とする。
給水バックの写真はこちら
値段は100円(消税別)
大きさは、たて43.5センチ よこ30センチの耐性の強いビニール袋だ。商品はそのビニール袋を3つ折りにしているので非常にコンパクトである。そして非常に軽く、1センチも隙間があれば収納できる。なので準備するのは今のうちにできる。
■どれくらい耐性があるのか
ためしの成人男性が思いっきり引っ張って伸ばそうとしたが、ほぼビクともしない。厚手のポリエチレン製で寒い所でもマイナス30度まで使用できる。冷蔵庫・冷凍庫も使用できそうだ。水を入れた状態で落下させても大抵は大丈夫だろうと思われる強さがある。ちなみに焼却しても塩素等の有毒ガスは発生しない。
■商品の特徴
ダブルジッパーで封をすることが出来るので、水漏れの心配がない。但しメーカーからは水漏れは保証されていないとのこと。
試しに、水を5リットル入れ、ジッパーをシッカリ閉めたのち、さかさまにしてみたが一滴も漏れることは無かった。
さらに50kgの人間が2本足で立ってみたら、水漏れすることなく耐えた。メモリも付いており、この商品は最大5リットルとされているが6リットルは充分入りそうである。
※尚、この度の大雨災害時の給水車は1回の給水に6リットルが上限だった。
給水車を待つ間は、ポリタンクのようにかさばる事もなく重さもないので、長時間給水の順番を待つのに適している。
袋に日にちと名前も記入する欄が目立つようにあるので、仮に避難所の混乱した荷物置き場だったとしても探しやすいと思われる。この給水バッグのもう一つの特徴が、持ち運ぶための指を入れる穴がある事だ。6リットルも水が入るとかなり重量がある。しかし持つところが無ければ非常につらい。この指を入れる穴がある事で重さをあまり感じなく持ち運ぶ工夫もされている。
■まとめ
災害は広範囲に多くの人に及ぶ可能性が高い。そうなると多くの人が同じ行動をとる事になり、想定する時間が、想定外の時間を要する事となる。同じタイミングで同じ行動をとればその人数が多いほど多くの時間がかかり混乱が増す可能性がある。一人一人が、可能な限りの事前準備をすることで、少しでも混乱を抑制する事につながる。出来る準備は出来るうちにしておくことが重要だと感じる。今回ご紹介した商品は、事前準備が出来るものである。各家庭で5袋程度は常備しておいてはどうだろうか。
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